こんな物件に惹かれるのはヘンでしょうか?
今日お世話になるのは不動産屋(F)さんです。初めてお世話になります。私に迷惑を掛けられる人ばかりが増えていきます。
今日のも築不詳・再建築不可物件です。わくわくします。ネットでこの物件の情報を見たとき、変なことに気が付きました。2階建て物件なのに、延べ床面積が異様に小さいのです。間違いじゃないですか? と不動産屋(F)さんに電話で問い合わせたところ、この物件は登記上は平屋建てになっているので、ネットの情報もそうなっている、とのことでした。つまり2階部分は後に増築されたというのです。
登記ってよくわかりませんけどそんなことでいいのでしょうか? いいのでしょうね。

残す価値があるのでしょうか?
現地で不動産屋(F)さんと合流。狭い通路を少し入るとちょっと開けていて、そこにあるのが再建築不可物件(No.24)です。
外見はまあ普通に古い家。お隣と密着しているように見えますが、実際は離れています。どっちにしろ左右に空間無し。
玄関をガラガラ開けます。引き戸でそれなりに味わいがあります。中は相応に古い感じです。もはやびっくりすることもありません。床もちょっとふわふわしています。どこかが抜けているのでしょう。風呂はなし。トイレはあって、これだけ妙にきれいです。
あと、1階にはいい建具がはまっていました。幅の狭いガラスの建具で、引いてもビクともしませんでしたが、今やなかなか見ることのないものです。こういうのは残しておきたいものです。
2階はきれいにつながっていて、増築だと言われなければわかりません。それなりの古さです。雨漏り跡も発見。壁は漆喰でしょうか、ややクリーム色になっていていい色合いです。もしリフォームするとしても、こういう部分は残せないものでしょうか。壊すのがもったいないです。

今まで見た物件の中で、何かを「残したい」と思ったのは初めてです。今回のもただのボロ物件ではありますが、心に引っかかるものはあったようです。
しかし…いつものことですが、予算にはまるかどうか。きっちりリフォームすると、かなりかかりそうです。それとも全面リフォームをやめて、ちょっと省略すればいいのか…もう少し考えてみます。

家に求めるものはなんでしょうか?
続けて不動産屋(D)さんと物件(No.25)を見に行きます。不動産屋(D)さんとは3度目です。何度もすみません。
その物件は少し交通の便は悪くなりますが、普通に静かな住宅街にありました。空き家ではなく、まだ売主さんが住んでいらっしゃったので、その中にずかずか入り込むのはちょっと気が引けます。大きさは十分。場所も許容範囲。いろいろちょうど良い感じの物件で、案外今までなかったタイプでした。悪くない。でもちょっと高い。

せっかくなのでと続けて物件(No.26)へ。家自体は小ぶりでしたがちょっとした裏庭が付いています。古い小さい物件は、土地に目一杯建っていることが多いですが、余裕がとってあるのは珍しい。ここも風呂無しでした。直しがいはあるかも。
本日は成果あり。心情的に。実際の成果となるかはわかりません。古家探し、まだ続きそうです。


