〔不動産屋さんと古家探し〕-2- 古くても、安いだけの家に味わいを求めるのはムリ?

最勝寺近く

別の不動産屋さんへ行きます

物件は数限りなくあって、不動産屋さんも数限りなくあります。でも条件に合う物件はそんなになくて、自分に合う不動産屋さんも限られるような気がします。どれも相性です。

今回は不動産屋(B)さんです。今日もネットで探した物件を見させてもらいます。古くて安いヤツです。物件(No.2)とします。先日の物件(No.1)のことがあるので過度の期待はせず、あくまで自然体で望みます。

まず立地。ふつうの住宅街です。駅から近いし静か。申し分なし。建物自体は…古くてボロいは当然として、それでも魅力ある部分はあるか、限られた予算内で直せるかどうか、が問題です。しかし…2階の増築部分が文字通り取って付けたようで、大げさかもしれませんが、ちょっとグラっときたらもげて落ちるのでは? と思わせるような造り。支える柱は一応鉄骨が入っていましたが、ちゃんと支えてるからこれでイイでしょ!?と言い訳されてるみたいで、なんだかなあ、という感じです。結構いい場所にあるので、がんばって直してみようか、と思う人はいると思いますが、私はそこまで思いませんでした。今日のところは。

でも、正直壊していいレベルの家なのに、壊さないのはなぜなのでしょうか? 不動産屋(B)さんに聞くと、この物件が「連棟」だからだそうです。隣の家と繋がっている関係で、壊せない(もしくは壊すのが非常にややこしくて難しい)ということです。
不動産のサイトを見ていると「再建築不可」と書かれてある物件を目にします。これはざっくり言うと、物件の前の道路の幅が足りなかったり(4m必要)、土地が道路に接する幅が狭かったり(2m必要)、他にも理由はありますが、建て替えようとするといろいろ建築基準法に引っかかってムリな物件です。じゃあなぜ今こうして建っているかというと、建てた当時は法律がゆるかったから、とうことのようです。しかし再建築はダメでも改築はいい、ということらしく、リフォームして住み続けるのはOKだそう。なんだかいいかげんなモンです。
今日の物件も壊せるなら壊したいけど、壊せないからそのまま売ってる、という物件のようで、事情の分安いとはいえ、素人目にもリフォームは大変そうです。

続けて他の物件も見せてくださるそうで、向かってみます。物件(No.3)です。こちらも連棟で、すでにリフォーム済みで結構きれいです。でも少し狭いかな…ということで保留です。

abaraya

さらに別の不動産屋さんへ行きます

不動産屋(B)さんを後にして歩いていると、販売中の物件がひとつ、目にとまりました。近頃不動産屋さんや、売り物件の看板がとても気になります。その看板の不動産屋さんは近くにあったので、向かってみることにします。不動産屋(C)さんです。急に訪れたにもかかわらず、営業の方がすぐ案内してくださいました。
訪れた物件(No.4)は3階建てで、当たり前ですが総面積は広くても各階はそんなに広くはありません。また、リフォームするにしても大変そう。外から見て気にはなったものの、結局それほど盛り上がりませんでした。
するともう1軒、参考までにということで案内してくださったのがリフォーム途中の物件(No.5)。ちょうど1階の一部を取り壊しているところで、結構大胆に壊してました。へえぇこんなことになるのか、と興味深く見学させてもらいました。これはきれいに直してから販売するそうです。
事務所に戻ってどんな物件を探しているかなど、いろいろ伝えてから帰ります。いくつか見繕ってくださる模様。次回に期待。

早くも挫折?

さて、不動産屋さん3軒回ってみましたが、安いけど味のある古い家なんてないような気がしてきました。やはりちゃんとした高い家でないと、味なんて出てこないのではないでしょうか? すでに初期の目標と意気込みが崩れつつあります。どうしたものか…