とにかく写真が充実しています。充実どころか全ページがカラーで、まるでリフォームのカタログ状態です。
どのリフォーム例も、こだわりが見えて、見事な仕上がりです。写真を見て、こんなリフォームしたいなあ、と参考にするには最適な本です。
ただ、私のような者が見ると、どうせそんな予算はありませんヨ…ムリムリ、と僻むだけになってしまうので注意が必要です。
2nd STEP リフォームのベストパートナー探し
3rd STEP リフォームにかかるコスト大公開
4th STEP 自分らしさをつくる素材と色選び
5th STEP 癒しの水まわり キッチン、トイレ、サニタリー
6th STEP ユニーク物件のリフォーム例
7th STEP スッキリ空間のための収納術
と、章はこのように分かれています。
テーマ別に区切って、それぞれ「実例でわかる!」と小さい見出しを付けて、各家族のリフォームの背景や作業の流れなどを説明します。それぞれの事情が興味をひく作りになっています。
でも実際ページをめくってみると、章の区切りはあまり感じられず、全体的にステキなリフォーム事例が次から次へと流れていきます。
そういう読み方(見方?)でいいと思うのですが、リフォームを考えている人は、目次を見て特に気になるところを重点的に読んでいけば、なおいいのでしょう。内容的にはどこから読んでも問題ないですし、写真だらけなので楽しめます。
章の終わりには、それぞれ数ページ、テーマについての解説が付いています。
この解説では物足りない、と思った方は別の字数の多いリフォーム本をもう一冊、お読みになればいいでしょうし、逆に読む気もおきない、という方は、さらに写真の多い本や雑誌を読み進めばいいかと思います。そんな効果も望める本です。