リフォーム業務が一番わかる(佐川旭 監修/小垣外明子 著/技術評論社/2016)
タイトルを見ればズバリ、リフォームの本ですが、まず誰に向けて書かれた本かというと、リフォームの事業者さん向けのようです。
本文の中で「建て主に対してこういう提案をしてみましょう」みたいな言い方が、ときどき見られます。
では難しい専門書なのかというと、全くそうではなくて、どちらかというとアマチュア向けのやさしい内容です。どちらにターゲットを定めているのか、よくわからない本です
読者ターゲットはよくわかりませんが、内容はよくわかります。
前書きに、目的によってどこからでも読みやすいように作った、と書かれてある通り、リフォームの業務を広く(浅く?)取り扱って、本のどこを開いても、基本的なリフォームのパターンがよくわかるようになっています。
プロが読むには物足りないような気がしますし、アマチュアが読むと写真がないので退屈しそうだし、誰に勧めたらいい本なのか難しいのですが、バリアフリーのリフォームについて1章分使っているところをみると、やはりアマチュアの方で、バリアフリーにしたくて、ついでに全体のリフォームのこともひととおり知っておきたい、という方に合っている本だと思います。
ただ、コストのことには触れていないので、そこは別の本を当たった方がいいかと。



