リフォームの本もいくつか読んで、だいたい傾向がわかってきた(つもりです)ので、ちょっと専門的な感じの本も読んでみようかと思います。で、「建築材料が一番わかる」です。いわゆるリフォーム本ではありません。
建築材料は、抽象的な意味も含めて、まさに家づくりの基礎、土台、構造に関わるものです。だから、知識の「基礎」として知っておけば、視野が広がるンじゃないかな、と思って読んでみました。
内容は、建築を学ぶ人の参考書のようなものだったので、それなり知識は広がったような気がします。もちろん、全部覚えているわけではありません…
「建築材料」というものを、ここでは、
の3つに大きく分けて解説しています。 …いかがでしょう? 興味わきますか?
建築材料は、住宅リフォームも含めて、建築全般に関わっています。それぞれ材料の種類、特徴、用途、効果が解説されますが、専門的で難解すぎる、ということもなく、わかりやすい入門書、といった風情です。
この本は建築の初学者に向けて書かれた本ということですが、リフォームしたい人が読んで、何かいいことはあるのでしょうか? …ないこともない、と思います。絶対読むべき、とまでは言いませんけれど。
建築材料のことを事細かに解説されて、その役割や機能を知ると、じゃあ、自分がリフォームするときに使われる建築材料は、どんなものなのだろう? ということが気になってきます。逆に、こんな材料にしたいな、とまで思うようになります。リフォームに役に立つ知識は得られるわけです。
こういう場合はこの材料を使えばいいよ! といったアドバイスもなくは無いですが、細かいところは建築家さんと相談してください。知識があれば、話もしやすいでしょうし、良し悪しのチェックもできるかもしれません。
住宅が建つまでには様々な工程があって、数多くのことを考えなければいけません。建築材料の細かいことまで気にしている余裕は無いかもしれません。なので、別に読まなくてもいいのですが、読めば(どんな本であってもそうですが)、考え方の幅、選択の幅が広がることは間違いありません。
私は特に、②仕上げ材料の章と、③機能性材料の章には興味をひかれました。それらの材料の性能を、ちょっとは覚えておいて、リフォームの何かに役立ててみたいと思います。せっかく読んだのですから。