物件No.11を、設計事務所の方と見てみます
前回、設計事務所さんに伺って、ざっくり相談させていただきました。その結果、やはり予算が足りていないことが明確にわかりました。現実はキビシイです。
でも、プロの目で物件を見ていただいたら、もしかしたら予算をかけずにうまくいく方法が見つかるかも? という甘い考えを抱きつつ、本日物件No.11を一緒に見てもらうことになりました。
一体現場でどんな見解が得られるのか、プロの視点というものにも興味があります。

遅刻した…のか?
設計事務所さんと、不動産屋(C)さんと、現地集合です。
私が着いた時、すでにおふた方とも着いていて、物件を見ておられました。遅くて失礼いたしました。
不動産屋(C)さんにご挨拶して物件に上がり、設計事務所さんと、先日はどうもと挨拶します。
お金も無いくせに、ああしたいこうしたいと勝手なことを言うのも憚られて、やや黙っていると、設計事務所さんの指摘で、この家の2階が直角でないことに気づきました。微妙に角が5度くらい?開いているところがあります。なんだこれは?
理由はわかりません。建主、もしくは設計した人の好みでしょうか? 土地は三角ですが、そんな微妙な角度を付けないといけない形でもありません。
でも、それで建物の構造が弱くなる、ということも無いようです。
難点としては、その角度に合わせて畳を作るのは手間だったかも、という程度のようです。

この物件、思っていたよりしっかり建っていたようです。
でも、直さなくていいということではありません。それなりに手を入れていけば、予算オーバーは必至。やはりそうですか。
細々その場で検討はしませんでしたが、予算内で納めるためにはかなりシビアに取捨選択しなければいけないようです。1階はそのままで、2階だけ直す、とか。
つまり私が頭の中で思い描いていたようなことはゼンゼンできない、ということです。
まあ、そりゃそうですね…お金がないっていうのは辛いモンです。
悪く無い物件ではありました
私としてはこの物件は、特に気に入っているわけでもなく、今まで見た中で幾分マシな部類、という位置付けでした。
でも設計事務所さんに言わせると、中古物件を買って直して住もうと思っている人で、もともとの中古物件に惚れ込んで購入を決める人は少ない、とのことです。なるほど、そうかもしれません。
いずれ予算であったり、立地であったり、なにか条件があって中古を購入して、そこから好みのものに変える、というパターンがほとんどなのでしょう。

さらに設計事務所さん曰く、この物件、割とお宝かも、と。作り様によっては面白いことが出来そうな感じです。おお、そうですか。
そこは素人の私にはわかりませんが、やはり設計事務所さんはこの段階でも、リフォームの後の仕上がり具合が手に取るようにわかるようです。
家の横に雑木林というか、緑があるので、ここにベランダ作りたいなあ、とかおっしゃってくださいます。なるほどそれは、気持ちいいかもしれません。
でもそれは、予算があって初めてできることです。予算があればこんなこともできるよね、という架空の話なので、私としては情けなく虚しいばかりであります。とほほ。
予算が無いのであきらめましょう
ということで物件No.11、予算も無いし、やめておきましょう。
心底気に入ってはいなかったとはいえ、好きに作り変えたらどんなことになるのだろうか…と、やや妄想していただけに、残念でないといえば、嘘になります。
でももうちょっと、現実に合わせなければいけません。
さてと、これからどうしましょう…?


